デモクラティック・ネットワーキングの観想2

☆以下はミクシィの日記に書いたネットワーキングの感想です。

6月20~21日に兵庫県にあるデモクラティック・スクールまっくろくろすけで
デモクラティック・ネットワーキングという集まりがあって行ってきました。

いろんなところのデモクラティック・スクールやコミュニティに関わっている人たちが集まっての交流。

奈良県から5家族で参加した。
この5家族は去年の夏に出会って
それから急速につながりを深め、絆を深めて
今年、奈良県の北部と南部の2カ所にそれぞれデモクラティック・スクールをオープンした。

申し合わせたわけでもないのに
この5家族みんなが
奈良ではない
まっくろくろすけに集合した不思議。
それぞれの意志で
それぞれの決心で参加して
今の自分に必要なものをそれぞれが受けとった。

一番はじめに
自己紹介を紙に書くワークがあって
「自分の夢」の欄に
「デモクラティック」と「地域」をつなぐ、と書いた。

これは今の私の夢であり、目標であり、課題でもある。

はじめてまっくろに行ったのは
2008年の1月。
あおちゃんがおなかにいるときで
その頃の私はまだ学校を自分でつくろうとは思っていなかった。
いつかできたらいいなー、くらいの夢だった。
けど、まっくろという
私にとって理想の学校がすでに存在しているのを目の当たりにして
そこで育っている子ども達に出会って
私は決心した。
私が学校をつくるんだと。

その想いをあたためていたとき
5家族が出会った。

そうして
場所は狭いけれど
少人数だけれど
まだ未熟なところもいっぱいだけれど
手作りの小さな学校がうまれた。

そして
今の私は、その大好きな学校と地域をつなぎたいと思っている。
とても居心地のいいデモクラティックな空間に
地域の人たちが関わってくれたら本当にうれしい。
また反対に、学校が地域に関わっていけたらうれしい。

それは私にとってハードルの高い課題だとも感じている。
だけど
私はその課題を自分に与えた。

今、家族の関係や学校に関わってくれている人たちの関係は
とてもデモクラティックだ。

デモクラティックっていうのは
相手と対等に、自分の気持ちを率直に正直に話し合うことによって
お互いに信頼関係を築いていく態度のこと、と理解している。

それって
地域の人とも可能だろうか。

だんなはそれをさらっとできちゃう人で
いとも簡単(なように私には見える)に地域に入っていく。
私とは正反対。
彼の姿から学ぶことはとても多い。
私にはまだ道のりは遠いのに。

今回のネットワーキングでは
日本で開校10年を迎えたデモクラティック・スクールの保護者で
スクールをベースにした地域コミュニティ活動をされている方のお話を伺ったり
アメリカで40年続くデモクラティック・スクールに通う子どものインタビュー映像のなかで
地域とのつながりについて語られている場面があったりして

私がぼんやり思っていた「デモクラティック」と「地域」との理想的な関わりが
もうすでに存在していることを知った。

とてもはっきりした、とても鮮やかに受けとったイメージ。
私はそこに向かって歩みを進めるだけだと分かった。
これからも、つながりは少しずつ増えてきて
時が来れば
自然にそれらはコミュニティとなっていく
私がそう意識していれば。

「デモクラティック」と「地域」はきっとつながっていく。

私はそのためにできることを
丁寧に積み重ねていく決心をした。

自分にとって最もハードな課題を選んだ自分。
でもなんだかわくわく楽しいな

(奈良:K.T.)

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