☆中村隆市さんとトモニ at 中崎公会堂

    株式会社ウインドファーム 中村隆市さんのお話を聞いて
中村さんのことは、コーヒー豆のフェアトレードしている人、くらいしか知らなかった。 中村さんが兵庫に来られると聞いてから、ウインドファームのカタログを見せてもらい、 トセパンがメキシコにあると知る。それがお話会に参加しようと思ったキッカケ。
お話の始めに、スクリーンに出た三浦梅園のことば、「枯れ木に花咲くを驚くより 生木 に花咲くを驚け」意味は、「日常の当たり前のことに奇跡が宿っている」
中村さんは、若い頃、水俣の映画や有吉佐和子の複合汚染に出合い、食べ物が大事だと有 機農業を実践されたり、生協(共同購入)の場で働いておられた時期にチェルノブイリ原 発事故があり、ソ連から日本は8,000㌔離れているにもかかわらず、一週間で放射能は日 本にとんできた。中村さんの生協では食品の放射能を測定し、10ベクレル以下のものしか 消費者に提供しない事にした。 しかし日本国内の基準は370ベクレル/1kgで、それ以上のものは輸入せず市場に出なくな った。それじゃあ370ベクレル以上の汚染のひどいものはどこにいくのか、と調べたら、 援助物資としてアフリカの貧しい子どもたちところに送られていたという。中村さんはそ の事実を知り、アフリカの子どもたちに申し訳ない、アフリカの子どもたちの為に何かし たいと願われた。そして生協を退職して、「フェアトレード」を立ち上げたのが今から31 年前だそうだ。 いろいろ考えた結果、コーヒー豆の輸入をしようと思い、あてがあるわけでなかったがア フリカに行き、そこでカルロスさんと出合われ、「カルロスさんのコーヒー」が生まれた。 その後、様々な生産者と出会っていくことに。 コーヒーの栽培方法、森林農法の話しや、チェルノブイリのこと、鉱山開発や先住民族の 人たちのこと、そして水俣、福島のこと。わたしが日常生活をする中で、忘れていたり、 自分のこと優先で考えなかったり、普段は心の隅に追いやっていることに対して、「これ は何かしなくては」という気持ちになることができた。思考と行動がバランスよく必要な ことも改めて学ばせていただいた。 よりよい自分になることと、この世の中がよくなるように意識して行動しよう!と、気持 ち新たにさせていただきました。イヌイットと中崎公会堂で飲んだウインドファームさん 取り扱いのコーヒーは、メキシコの風とコーヒーの香りがいっぱいで、生産者の方々の思 も一緒に飲んでいることに、一言で表せない深い深い深い味だった。 是非ウインドファームさんのHPを見て下さい!メキシコ地震被災者へのトセパン支援プ ロジェクトを見て下さい!生産者の思いが風と共に香る、ウインドファームさんのコーヒ ーを、みなさんも是非飲んでみて下さい!                                                      

  (兵庫 Y.K.)

コメントは受け付けていません。