コロナ禍後の新しいライフ・スタイル ①

☆彡この内容は、コロナ禍よりも先にクローズアップされたように思えます。

  すでに、新しい働き方(ライフ・スタイル)をされていたのでしょう。

〇Wさんは現在、合同会社ブラインドライターズの代表を務めている。主な業務内容は、クライアントから渡された音源をテキスト化する仕事だ。
 例えばインタビュー記事などを書く場合、インタビュー中に音声を録音する場合が多い。そしてその音源を聞きながら文字を起こし、原稿に生かす。
 「文字起こし」はライターからは「手間のかかる、できるなら省略したい仕事」と思われることが多い。その「文字起こし」を、代わりに行う会社なのだ。
スタッフは視覚に障害のある人で構成
 そして合同会社ブラインドライターズのいちばんの特徴は、文字起こしをするスタッフは全員視覚に障害がある人で構成されているということだ。文字起こし以外のスタッフも車いすユーザーといった、障害のあるスタッフで構成されている。
 「全員自宅作業、自由な時間に作業してOK」
 というとてもフレキシブルなスタイルな環境だったため、コロナ禍の緊急事態宣言下でも、休業せずに仕事が続けることができて、被害は最小限で済んでいるという。
 そもそもはその環境も、Wさんが会社通いをストレスとしていたところからはじまっているという。

「自分が、通勤・定時就業がストレスだったので、全員自宅作業、自由な時間に作業してもらってOKにしています。こうしたフレキシブルさは、非常時にとても役に立ちました。やり取りはすべてオンラインであるおかげで、自粛になってもとくに業務に変化はないんです。ITは障害をフォローする技術なので、ツールを駆使するスタッフは多いですよ」
 年を取ったから仕事がなくなるのではなく、技術や社会の変化についていけなくなるから仕事がなくなるのだと、Wさんは思う。
 「基本的なパソコンの知識や、ツールを使用できないとブラインドライターズでは仕事ができません。これから先も、どんな環境になっても柔軟に対応し、新しいことにチャレンジしていく会社でいたいと思っています」

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