最後のライラ・レインボー・キャンプ in タイ (その2)

☆最後のライラ・レインボー・キャンプは、まさにデモクラティック・スクールとキャンプが融合したような感じでした。

 もちろん、デモクラティック・スクールのデモンストレーションのために行ったわけではありません。しかし参加者の半数近くが卒業生であったり、その研修を受けたことのある人たちだったのも手伝って、

 その空気は、まさにデモクラティックに包まれていたように思います。

 まったくデモクラティック・スクールを知らない子どもたちと大人と共に、レインボーキャンプと言う名の下に天開していきました。

 ナートさんは、バントーファンの子どもたちには、「尊重」と言う話を先にされていたようです。

 それは自分自身を尊重することが出来なければ、相手を尊重することは出来ない・・・

しかし「尊重」を言葉で聞かされてもまったく実感のわかない状況で、ミーティングはスタートしました。

案の定、ミーティングの最中、自分の遊びや関心事に熱中している子が大勢いました。

それもまた「自由」

しかし、自分が「したい!」と言った事をしなかったり、忘れていた事には「責任」が伴ってきます。

それについても結構話し合いが持たれました。

今回は、本当にデモクラティック・スクール立ち上げの準備のようなレッスンが一杯ありました。

もちろんそのためにタイに行ったわけではありません。

しかし自然発生的に、その流れが起きてきたのです。

子どもたちがあの空気の中に居れたことはとても大きいと思いました。

あのプロセスを共に歩めた事は、重要だったと感じます。

大人(スタッフ)も同じです。

サポートの意味、その本質を少し学ぶことが出来たように思います。

自分の思うようにさせるのがサポートではない。また誘導するのもサポートではない。

何を”基準”にするのかを、体験を通して、頭ではなくハートで得れたと思います。

子どもたちは、自分のしたいこと(=夢)が自分の意志と周りの協力で、少しずつカタチになっていくプロセスを見て、体験して行くことが出来ました。

また逆に、自分が人のために協力すると言うナマビとヨロコビを得ることができたようです。

今回の経験が、将来、人生の中、どのような芽を吹くのかわかりませんが、間違いなく成長の糧になったと思えます。

そして大切なものは、仲間(家族)であると言う事も、身をもって感じることができたと思います。

彼らには、深いところで繋がっているタマシイの兄弟たちが大勢います。

それを見過ごすことなく、軽視することなく、大切に育てていければ、真に豊かな人生の華が咲くことでしょう。

ボク自身もそれを確認できて、本当によかったです!!!

   うーたん@7@

 

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