7月14日、イヌイットでの”かみさまとのやくそく”の感想文①

「かみさまとのやくそく」を観て。

 前から観たいと思っていた映画だったのですが、実際に見てみて、とても静かだけども引き込まれました。
予告編を見て心に響いたのは、人が生まれてくるのは、人の役に立つため。とどの子もいうということ。
実際に映画でも、胎内記憶や中間生の記憶がある子たちのいうことには、共通点があります。
「前世」や「胎内記憶」という言葉には、疑うような人もいるかもしれないけれど、これだけの子どもたちが語っていることに、どの話も心に残りました。
今こうして、かみさまとのやくそくの映画が広がっていることを思うと、もうそういったことが明らかになったよい時なのかなとも思います。

 ただ、映画の中で池川明さんのいっていたスタンスもまた印象的でした。
子どもが語ることを、否定する必要があるのか、ということ。それが本当かどうかということではなく、
その子の言葉を受け止めるということ。そして、子どもが何もわからない存在としてみるか、
何もかもわかっている存在としてみるかで、親子の関係性や関わりは全く違うものになるということ。
このスタンスがとても大切だと思いました。

 人格を尊重するということ、これらの子どもたちの語るストーリーを知ることで、自然と子どもたちの生命を尊重する気持ちが生まれてくると思います。
決して、親のものでもなく、親のもとには生まれてくるけれど、大切な自分の使命をもって、この世に誕生するのだということ。
そして、お母さんを選び、幸せにしたいと思ってやってくること。このことを知ることで救われるお母さんも沢山いるのではないかなと思いました。
多くの人に観てほしい映画だと思いました。たいわ士さんのお話も心に残りましたが、子どもが泣いているときに、ただ痛かったねと受け止めること。
たいわ士さんの語りかけに、赤ちゃんが本当に言葉を聞いて、反応しているのが手に取るようにわかり、びっくりしました。
「~してあげる」必要はないということ。大切だなと思います。

 この映画を見ることで、生まれてくることの意味や、親子の関係性やすべてを違った見方をできるように思います。
子どもたち自身が語るお話をもっと聞きたい、と思いました。
反省部屋の話やおみやげの話も初めて聞いて、面白かったです。過去生でわるいことをして死んでからそのことを知って悔いがあるという女の子。
そう思うと、今こんなことをするなんてと思うような人に対しても、違って見えるようになるなと思いました。
皆それぞれのペースで生き、学んでいるんだなと思えます。自分は何を思ってきたのか、記憶はないけれど、そんな想像をしてみるのも楽しいです。

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以上・・・

※愛知からの参加者(A.T.)の感想文。

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