〇大事なお知らせ!!!

⇒昨年12月、15歳の少女が国連の気候変動会議で190カ国代表の大人たちを前に、子どもたちの未来のために行動するよう訴えました。「2078年に私は75歳の誕生日を迎えます。もし私に子どもがいたら、一緒に過ごしているでしょう。子どもたちは私にあなた方のことを尋ねるかもしれません。まだ行動できる時間があるうちに、なぜあなた方は何もしなかったのかと」ーこの言葉で、福島原発事故前の2010年に小学6年生が書いた「大人の人に伝えたいこと」を思い出しました。「僕が住んでいる愛媛県には原子力発電所があります。…日本は世界第3位の原子力発電の国です。しかも、日本は世界第3位の火山国です。火山国だということは、地かく変動もよく起こります。もし、地しんが起きたらどうなるのでしょう。日本に原子力発電所は望ましいのでしょうか? もしなにも起こらなかったとしても、未来に、核のゴミとして残ってしまいます。CO2を出さないという理由で、原子力発電がさらに新しく建とうとしています。…もうこれ以上ぼくたちの環境をこわすのはやめてください。ぼくたちの未来に汚れた海や山、空気や水、核のゴミを残さないでください」

◆10万年の安全は守れるか 行き場なき高レベル放射性廃棄物(2012年10月1日放送 NHKクローズアップ現代)から抜粋

高レベル放射性廃棄物は原発で使い終わった使用済み核燃料から生まれます。発電に使われた核燃料の放射能は使用前の1億倍に増えます。

ガラス固化体にした時点で放射能は少し下がりますがそれでも人が近づけば20秒で死亡するほど危険なものです。もとのウラン鉱石と同じレベルにまで低下するには10万年もの歳月を必要とします。

そのため日本では地下300メートルより深い地層に埋め込む地層処分という方法が国の方針となっています。しかし今回、日本学術会議は地層処分を行うのは地震の多い日本では困難だと結論づけました。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3254/1.html

子どもたちのメッセージを受けて、92年に開催された地球環境サミットでのセヴァン・スズキ12歳のスピーチも思い出しました。

「私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。…死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。…どうやって直すのかわからないものを、こわし続けるのはやめてください。…もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどそれを知っています。学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
・争いをしないこと
・話しあいで解決すること
・他人を尊重すること
・ちらかしたら自分でかたづけること
・ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
・分かちあうこと
・欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか」

全文 https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-22584

子どもたちは、未来世代や生態系のことを心配しています。

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◆「子どもの未来、奪わないで」 15歳の活動家、COP24で演説
(2018年12月17日 CNN)

「あなた方は、自分の子どもたちを何よりも愛していると言いながら、その目の前で、子どもたちの未来を奪っています」――。スウェーデンの環境保護活動家、グレタ・トゥーンベリさん(15)。ポーランド南部カトウィツェで開かれた第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)で、集まった190カ国代表の大人げのなさを嘆き、子どもたちの未来のために行動するよう訴えた。

COP24では15日、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の運用ルールについて合意したものの、目標を達成することはできなかった。科学者や交渉担当者は、化石燃料の使用や森林伐採を食い止め、地球温暖化に伴う気候変動を避けるためには、ルール採択だけでは到底不十分だと訴えている。

トゥーンベリさんは今年9月、学校を休んでスウェーデン国会前で座り込む抗議運動を展開し、数千人の子どもたちが温暖化対策を訴えるきっかけを作った活動家として知られる。

COP24で12日に行った演説の全文は以下の通り。

私はグレタ・トゥーンベリといいます。15歳です。スウェーデンから来ました。「クライメート・ジャスティス・ナウ」の代表として演説しています。

スウェーデンは小国なので、私たちが何をしようと問題ではないと言う人がたくさんいます。

でも私は、どんなに小さくても変化をもたらすことができると学びました。

もし、たった数人の子どもが学校へ行かなかっただけで世界中の注目を集めることができるのなら、私たちが真に望めば力を合わせて何ができるかを想像してみてください。しかしそのためには、それがどんなに不快なことであっても、はっきりと発言しなければなりません。

あなた方は人気低落を恐れるあまり、環境に優しい恒久的な経済成長のことしか語りません。非常ブレーキをかけることだけが唯一の理にかなった対策なのに、あなた方は私たちをこの混乱に陥れた、あの悪いアイデアを推進することしか口にしません。

それは大人気のない発言です。その重荷をも、あなた方は私たち子どもに負わせているのです。でも私は人気取りのことは考えません。私は気候の正義と生きている惑星のことを考えます。

私たちの文明は犠牲にされています。ごく少数の人たちが莫大なお金を稼ぎ続ける機会のために。

私たちの生物圏は犠牲にされています。私の国のようにお金持ちの国の人たちがぜいたくな生活をするために。その苦しみは、少数の人のぜいたくのために、多くの人たちが払う代償なのです。

2078年に、私は75歳の誕生日を迎えます。もし私に子どもがいたら、一緒に過ごしているでしょう。子どもたちは私にあなた方のことを尋ねるかもしれません。まだ行動できる時間があるうちに、なぜあなた方は何もしなかったのかと。

あなた方は、自分の子どもたちを何よりも愛していると言いながら、その目の前で、子どもたちの未来を奪っています。

政治的に何が可能かではなく、何をする必要があるのかに目を向けようとしない限り、希望はありません。危機を危機として扱わなければ、解決することはできません。

化石燃料は地中にとどめ、公正さに目を向けなければなりません。この制度の中で解決することがそれほど難しいのであれば、制度そのものを変えるべきなのかもしれません。

私たちは、世界の指導者たちに相手にしてほしいと懇願するためここへ来たのではありません。あなた方はこれまでも私たちを無視してきました。そしてこれからも無視するでしょう。

私たちは言い訳を使い果たし、時間も使い果たそうとしています。

私たちは、あなた方が望もうと望むまいと、変化は訪れると告げるためにやって来ました。真の力は人々のものなのです。

ありがとうございました。

https://www.cnn.co.jp/world/35130247.html
米国のバーニー・サンダース上院議員がシェアした動画

15-year-old Climate Activist Calls Out World Leaders for Inaction

"You say you love your children above all else, yet you are stealing their futures right before their very eyes," – This 15-year-old activist just called out world leaders for their global inaction on climate change.

U.S. Senator Bernie Sandersさんの投稿 2018年12月14日金曜日

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