ジブリ保育園

 宮崎駿監督の理想をもとに、つくられた保育園に感銘を受けました。
 構想、理念ともにとても共感し、わたしたちの目指すところとの共通点に、多数の発見がありました。

 ―以下抜粋―

 「……映画をつくりながら、私たちはジブリで働いている人間のための保育園を作ってしまったのです。
 地方自治体から補助をもらうと、いろいろややこしいことがくっ付いてきますので、好きなことをやるために、まったく企業負担でやることにしました」

ジブリ保育園

 

 スタジオジブリの保育園

  「……部屋の中に階段があったり、はしごがあったり、穴が空いていたり、それから伝統的な日本の畳や床の間や障子が入っているような不思議な建物です。
 庭には山や大きな石や、いかにもぶつかると痛そうな石の階段や砂の坂道や、それから落っこちそうな池があります。

 今年の4月から始めたのですが、子どもたちをそこに放つと、ハラハラドキドキ鳥肌が立つような恐怖を感じます。

 しかし、子どもたちは環境を利用して、敏しょうに転がって、泣きもしないのです。池の中に入って遊び、木の実を拾って食べ、はいながら砂の坂道を登り、滑り降り、本当に見事なものです。

 この保育園を作った結果、私たちは子どもの未来を不安に思うよりも、子どもたちの持っている能力に感嘆する毎日になりました」

 ―抜粋、以上です―

 今は、さまざまな建材があり、ごく普通の暮らしの中でも「自然のままでいること」が難しい時代になりました。

 そこで逆転の発想をし、できるだけ自然の素材やデコボコに、ちいさいうちから慣れさせてしまう。
 
 バリアフリーではなく「バリアありー」であることが、介護施設でのやる気につながっているとの報道を先日テレビで観ました。

 硬くて傷つきにくく、丈夫な素材なら今はたくさんあります。
 でも「プラスチックのお椀」しか持たせないなら、本物のお椀は「落としたら割れる」という単純な事実さえ、学べないものです。

 建物にも同じことが言えるかもしれません。
 どんな建材でも時間とともに劣化しますが、自然素材の経年劣化の味わいは「本物ならではの味わい」があり、見た目にも体にもやさしい。

    中略

  子供たちの未来にとっていいことは、人間全体にやさしいものであるはずです。

  ※北総たべもの通信 より抜粋

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☆時代は本当に多様性を求め始めています。

 教育の世界も然り!

 誰もが学び舎を創れる時代になりました。

 実は、保育園だけではなく、それ以上の年齢に関しても、自由に自分たちが望む学び舎を創造してもいいのです。

 誰の許可も要りません。

 全て、自分たちの責任において実施すればいいのです。

 昔、学校や行政と呼ばれるものが何も無かった時代は、みなそうやって自分たちの工夫をして成長してきました。

 今、その意識(ハート)にまた戻ろうとしているかのようです。

   うーたん@1@

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